クエン酸・オゾン洗浄メンテナンス
ハイブリッド
クリーニング工法
新・洗浄工法でマンションの
給水・給湯管内を衛生的に保つ
ハイブリッドクリーニング工法について
給水管のメンテナンスを検討されている、マンションの管理組合・管理会社様へ
ライフラインである給水管・給湯管内を洗浄します!
マンションなどの集合住宅では貯水槽に⼀度お水を溜め、各世帯へ供給する方式が多く、その貯水槽は年に1回以上の清掃が義務付けられていますが、貯水槽から各世帯までの配管(お水の通り道)は何もしていないのが現状です。
しかし、貯水槽同様、お水を供給する配管内も日々汚れが蓄積し、年数とともに劣化(腐食)していきます。その結果『もらい錆』『赤水の発生』『流量不足』『漏水事故』など様々な問題を引き起こし日常生活に大きな影響をもたらします。
そこで、今までは何もしてこなかった配管をハイブリッドクリーニング工法で洗浄することで、劣化の進行を抑制するとともに、配管内を衛生的に保ち、強いては大規模修繕計画や⻑期修繕計画の費⽤対効果も期待できます。
「ハイブリッドクリーニング工法」の3つの安全
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クエン酸で作る洗浄水
- ●クエン酸の特徴でもある、「キレート作用」により汚れを除去
- ●洗浄力は非常に優れているが、自然剥離により配管への負担が少ない
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仕上げにオゾン水を使用
- ●殺菌・脱臭に非常に優れており、時間の経過とともに酸素に分解されるため残留性がない
- ●殺菌速度が非常に早く、作業の効率化へも特化
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使用する機材はロキテクノ社のオゾン発生器
- ●産業用精密濾過フィルターの専門メーカーとして創業し、フィルター関連製品、ハウジング製品、オゾン関連製品の開発・生産を担い、産業界の成長を支えてきたパイオニア企業の製品を使用
保全効果が高く再洗浄も可能な工法
建物の築年数や配管材質により劣化の進行状況は様々ですが、実施頂いた多くのお客様に共通する感想は「こんなに汚れが出るとは思わなかった」ということです。築年数の浅い建物のお客様を始め、築年数30年以上のお客様もいらっしゃいます。
築年数が浅い建物は、定期的(7〜10年おき)に洗浄を実施することで配管の保全に効果を発揮し、配管設備更新工事などの大規模修繕に大きな影響をもたらすことでしょう。
又、築年数がある程度経った建物でも、⼀度の洗浄で大きな効果を実感され、予定していた大規模修繕を縮⼩したケースもあります。
様々な状況、状態を把握し、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきます。
ハイブリッドクリーニング工法の特長
洗浄工法の中で
最も洗浄効果が高い!効果の
即効性がある!配管材質問わず
施工可能!安心・安全な成分の
洗浄水を使用数ある工法の中で
比較的安価居住者様への
負担が少ない信頼あるメーカーの
機材を使用定期清掃で
保全効果発揮配管材質により
ラスカットと併用可能
安心・安全の品質の秘密
ハイブリッドとは、組み合わせる・掛け合わせるなどの意味があります。
ハイブリッドクリーニング工法は、クエン酸を独⾃に配合した洗浄水とオゾン水を組み合わせ、給水管・給湯管内の洗浄に用いた画期的な工法です。
クエン酸・オゾンは多くの場面で使われています
クエン酸の特徴でもある「キレート作用」により、配管内の汚れをやさしく剥離します。
クエン酸は洗浄力が非常に高く、また食品添加物に認定されている成分であり、人体への影響もありません。
そして、⼀度は耳にしたことのある「オゾン」。
オゾンは身近な場面で多く使われています。殺菌・脱臭に非常に優れており、医療現場や、水道局、公共の施設、学校などでも使用されています。又、身近なもので例えると、ペットボトルのお水にも微量のオゾンが含まれており、殺菌効果を発揮しています。時間の経過とともに酸素に分解されるため残留性もございません。
※施工中はオゾン独特のオゾン臭が発生する場合がございます。
居住者様への負担が少ない工法です
ハイブリッドクリーニング工法の大きなメリットの⼀つとして、居住者様に負担が少ないことです。他工法は断水期間が数日かかり、日常⽣活に影響をきたす工事が多いですが、ハイブリッドクリーニング工法は、工事初日に共用給水管(受水槽や水道本管から各世帯までをつなぐ共用部の給水配管)を洗浄し、翌日以降順次各世帯の洗浄に入ります。
初日のみ終日断水(9:00〜17:00)となりますが、以降は各世帯の入室作業時のみの断水となります。(1時間から1時間30分程度)
※成人以上の方のご在宅・お立合いが必要です。
※工事期間内で入室作業日時の変更・調整が可能です。
※施工いただくお客様へ配布する工事説明書にはハイブリッドクリーニング工法の事を「給水・給湯管洗浄」と呼名しています。
ハイブリッドクリーニング工法の技術
確かな洗浄力と安全性を確立し、給水管を保全する『ハイブリッドクリーニング工法』
給水管の現状
近年、マンションにおける給水管の材質には、腐食しにくい材質(樹脂管・ステンレス管・防食継手)が使用されてきており、硬質な錆を除去する更生工事などが徐々に不要になってきています。しかし、耐腐食性に優れた配管も、長年使用することにより着実に汚れは蓄積されます。
又、錆が発生しない樹脂管でも「もらい錆」などの付着物は付いてしまいます。
配管材質:塩化ビニルライニング銅管
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築0年(綺麗な配管)
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築15年前後
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築25年前後
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築30年以上〜
配管材質:銅管
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築0年(綺麗な配管)
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築15年前後
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築25年前後
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築30年以上〜
配管材質:架橋ポリエチレン管・架橋ポリブデン管(樹脂管)
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築0年(綺麗な配管)
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築10年前後
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築15年前後
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築20年以上〜
樹脂管についたもらい錆:流れてきた錆が付着した配管内部
「ハイブリッドクリーニング工法」洗浄の仕組み
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STEP.1・2
圧縮空気を給水・給湯管内に入れ管内にある水を吐き出します。
この時点で水道管内に蓄積された汚れを確認できます。 -
STEP.3
配管に負担をかけずに配管内の付着物(ヌメリ・やわらかい錆・緑青など)をやさしく除去
管内の水を全て抜き、 洗浄水を流し一定時間滞留(※滞留時間は配管素材によって異なります) -
STEP.4
そのあと圧力水の力でさらに汚れを排出します
(※洗浄水の也に水と空気の力を使います) -
STEP.5
オゾンの力で殺菌・脱臭
仕上げにオゾン水で管内を殺菌します
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クエン酸洗浄水
無色透明 -
洗浄後
(取り除かれた汚れ)
「ハイブリッドクリーニング工法」洗浄の実験
築23年を経過したマンションの配管(塩化ビニルライニング銅管)を使用した「ハイブリッドクリーニング工法」の実験
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全体に汚れ(錆)が
広がっている配管 -
洗浄水の入った
ビーカーに投入 -
一定時間滞留
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滞留後
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剥離された汚れ
(錆粒等) -
左:実験後
右:実験前
実験後は配管本来の色(灰色)が確認できるほど、汚れが剥離されたことがわかります。
施工の流れ
共用部 給水管洗浄:施工範囲・施工例(受水槽式の場合)
受水槽でオゾン水を生成し、2次側(排出側)から建物最上階の水道メーターまでを洗浄します。共用部の給水配管はオゾン水のみでの洗浄となります。
※施⼯例は⼀例です。現状の給水方式により方法が異なります。
専有部 給水・給湯管洗浄:施工範囲・施工例
各世帯の水道メーター2次側(排出側)から、室内の各蛇口(台所・浴室・洗面台・トイレ・洗濯機)までの配管を洗浄します。ベランダの散水栓も施工範囲となります。
・共用部、専有部ともに、メーターボックス(水道メーター設置場所)内での作業となりますので、工事開始日までにお荷物のご移動をお願いします。
・給湯器がベランダに設置されている場合は、ベランダでの作業となりますので、工事開始日までにお荷物のご移動をお願いします。
・専有部外に散水栓が設置されている場合は、散水栓も作業の対象となりますので、作業員が出入りいたします。
ベランダの散水栓も洗浄作業の対象となります。作業員が立ち入ります。
・浴室、トイレ、洗濯機は、既設の水栓金具を取り外し、洗浄水吐出し用の治具を取付けます。(※状況によりそのままの場合もあり)
・台所シンク下と洗面台下を開けて漏水確認をします。中のお荷物を配管が手で触れる程度まで移動してください。お荷物を全てお出しいただく必要はありません。
専有部 給水・給湯管洗浄の一連の流れ
- ◆ 入室
- ◆ 洗浄前チェック
- ① 室内養生
- ② 機材設置
- ③ 治具・バイパス取付
- ④ 管内の水抜き
- ⑤ 洗浄前 耐圧テスト
- ⑥ 洗浄水 投入
- ⑦ 洗浄水 排出(エアーで押し出す)
- ⑧ 圧力水 排出(給水管のみ)
- ⑨ オゾン水通水・オゾン濃度測定
- ⑩ 洗浄後 耐圧テスト
- ⑪ 水栓金具復旧 通水
- ⑫ pH値測定
- ◆ 片付け・洗浄後チェック
- ◆ 退出
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①室内養生
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②機材設置
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③治具取付
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④管内の水抜き
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⑤耐圧テスト
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⑥洗浄水投入
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⑦洗浄水排出
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⑧圧力水排出
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⑨オゾン水通水・測定
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⑩耐圧テスト
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⑪水栓金具復旧・通水
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⑫ pH値測定
試験洗浄・内視鏡調査
試験洗浄・内視鏡調査の申し込み(無償)
建物管理会社様、マンション組合様、まずはご相談ください。
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お問合せ・ご相談
お電話、Eメールにてお問い合わせください。弊社営業担当者がご案内・ご相談を承ります。
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現地調査(無償)
ハイブリッドクリーニング工法が適しているか調査をいたします。現状の配管内を確認し、劣化状況を調べます。
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調査報告書ご提出
調査の結果を報告いたします。併せて最良の効果が得られるよう、建物に対応したご提案をさせていただきます。
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お見積
調査報告書に併せてお見積をいたします。
※お取引のございます管理会社様はこの限りではありません。
※遠方の場合は、別途交通費が発生する場合がございます。
※試験洗浄、内視鏡調査以外の抜管調査、漏水調査などは別途費用が発生いたします。
※その他、理事会・総会などでの工法説明も承っております。
よくあるご質問
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洗浄水は安全なものですか?
全て食品添加物に認定されている成分で作られており人体への影響はありません。
ハイブリッドクリーニング工法の「安心・安全の品質」を見る -
作業時間はどのくらいですか?
専有部の作業時間は1世帯当たり、1時間〜1時間30分を予定しています。
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作業日の日にちを変更することはできますか?
工事開始前に、全世帯様を対象にした入室作業日時に関する『在宅アンケート』を実施いたしますので、工事期間内での作業日時の変更が可能です。
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賃貸は全世帯やらないといけませんか?
管理会社様又は組合様とのご契約となりますので、原則、全世帯様対象となります。建物の保全並びに資産価値維持のためにもご協力をお願いします。
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作業終了後、すぐに水道は使えますか?
すぐにご使用いただけます。飲用としてもご使用可能です。但し、ご使用前に洗面台の水側から1~2分ほど捨て水をしてください。(まれに濁り水や、残りサビが出る場合があるため)
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作業箇所はどこですか?
室内のお水が出る場所全てです。台所・浴室・洗⾯台・トイレ・洗濯機の5か所です。(ベランダに水道がある場合は、そちらも対象になります)
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費用はいくらですか?
管理会社様又は組合様とのご契約となりますので、別途個人負担はありません。
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作業員は何名来ますか?
1世帯を2名~3名で作業いたします。
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家にペットがいるのですが大丈夫ですか?
⼤丈夫です。但し、作業中は頻繁に作業員が出入りをしますので、リードやケージにて保護のご協⼒をお願いします。
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訪問販売が来たのですが関係ありますか?
一切関係ありません。工事期間中は協力業者を装った訪問販売の恐れがありますが、弊社では物品の訪問販売は行っておりません。又、物品を販売する業者との提携も一切ありませんのでご注意ください。不審に感じた場合は、すぐに現場責任者又は弊社までご連絡をお願いします。
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工事後から水の出が悪くなった気がするのですが
水栓器具の不具合や流量の変化、お湯の温度の変化など、何か気になる点がありましたら現場責任者まで連絡をお願いします。
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一緒に蛇口の交換もお願いできますか?
個人様のご依頼(個人で購入された水栓器具の取り付けなど)は受け兼ねますが、工事と同時に台所・浴室・洗濯機の水栓交換(有料)をご提案させていただく場合がありますので、そちらをご利用ください。
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水の味が変わった気がします
本工事は配管内の洗浄であり、お水を浄水するものではありません。よって、お水の味が変化することはありませんが、配管内が洗浄されたことと、本工事の特徴でもあるオゾン水による殺菌・脱臭効果で、水道水がよりおいしく感じられることはあるかもしれません。
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断水の時トイレは使えますか?
排⽔は可能なので、トイレのご使⽤も可能です。但し、タンクの⽔をそのままレバーで流すとサビ詰まりの原因となりますので、お汲み置きされたお⽔を使⽤して排⽔してください。排⽔⽅法は、バケツ1杯程(約6リットル)のお⽔をそのまま⼀気に便器へ流します。トイレの構造上排⽔される仕組みになっています。
工事に関するご注意とお願い
作業時間と休日に関して
- (1)作業時間は原則として9:00〜18:00までといたします。
- (2)工事初日の共用部給水管洗浄の日は9:00〜17:00(建物の⼤きさにより10:00〜16:00の場合もあり)まで全戸断水にて作業いたします。
- (3)専有部の給水・給湯管洗浄は各世帯1時間から1時間30分程度断水及び入室作業といたします。
- (4)作業日は原則として月曜日〜土曜日といたします。工事期間中の日曜日及び祝日を休日(休工日)といたします。
注意事項
【全戸断水に関する注意事項】
- (1)全戸断水日はご在宅の必要はありません。
- (2)全戸断水日は全ての蛇口を閉めてください。開けたまま外出などをされますと、断水終了後にお水が出放し状態となり⼤きな水災事故になる可能性があります。(特に、洗濯機・食洗器のホースは外れやすいので必ず閉めてください。)
- (3)全戸断水中の排水は可能です。排水用に浴槽へのお汲み置き(溜め水)を推奨します。
- (4)全戸断水中のお手洗いの使用も可能ですが、排水の際はレバーを使用せず、直接便器へ放水してお流しください。(サビ詰まり防止のため)
- ※放水方法はQ.A.の『断水の時トイレは使えるの?』をご参照ください。
- (5)全戸断水終了後の水道使用は、必ず洗面台のお水側からご使用ください。その際、1〜2分間水を流した状態のままお待ちください。(まれに、サビや濁り水が出る場合がありますので、⼗分に通水してからご使用ください。)
- (6)洗面台以外の場所(特にトイレ)から最初にご使用されるとサビ詰まりの原因になりますので、⼗分ご注意ください。
- (7)断水終了後に器具の不具合(サビ詰まりになどによる流量の低下や断水)が⽣じた場合は、現場責任者までご連絡ください。
【専有部洗浄作業時に関する注意事項】
- (1)ご在宅及びお立合いが必要です。
- (2)作業中は室内及び室外の水道は全て使用できません。
- (3)浴槽及び台所シンク内は空にしてください。(汚れ防止のため)
- (4)貴重品はお手元に管理してください。
【工事に関する注意事項】
- (1)工事期間中は発電機やコンプレッサーから騒⾳が発⽣します。予めご了承ください。
- (2)玄関の出入り、廊下や階段の通行には⼗分ご注意ください。作業場周辺は機材・資材の設置、仮置きにより狭くなっております。特に⾜元に⼗分ご注意ください。
- (3)作業場及び資機材保管場所、配管加⼯場所周辺では遊ばないでください。⼯事期間中はカラーコーンで区画や注意喚起を促す掲⽰などの安全対策を⾏いますが、特にお子様へは、各ご家庭でのご指導をお願いいたします。
- (4)弊社工事業者を装った訪問販売の恐れがあります。弊社では訪問販売は⼀切行っておりません。⼜、物品の販売に関する業者との提携は⼀切ございませんのでご注意ください。
- (5)不審者を⾒かけた場合は、直ちに現場責任者、作業員まで連絡をしてください。
- (6)工事に関する不明点のお問合せや問題点のご指摘は、各現場の責任者、⼜は弊社までご連絡をお願いします。
全戸断水日 | 専有部洗浄日 | |
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時間 | 9:00~17:00 建物の大きさにより 断水時間が異なります |
各世帯1時間~ 1時間30分 配管材質により 作業時間が異なります |
在宅 | 不要 | 必要 |
日時の変更 | 出来ません | 工事期間内での 変更が可能です |
お水の汲み置き | 必要(トイレ排水用) 浴槽にお汲み置き されると便利です |
不要 室内作業時は浴槽を 空にしてください |
排水 | 可能 | 不可 |
トイレの使用 | 可能 (レバーの使用不可) |
不可 |
片付けのお願い | 玄関廻り メーターボックス内 (水道メーターがある場所) |
玄関廻り・各水栓廻り メーターボックス内 (水道メーターがある場所) |
ベランダへの出入り | なし | あり 給湯器、散水栓が ベランダ設置の場合 |
注意事項 | 全戸断水日は必ず全ての 蛇口を閉めてください。 (断水解除後の漏水事故防止のため) 特に、洗濯機や食洗器の蛇口は 外れやすいのでご注意ください。 |