パテント(特許)を持っているのか?
『ラスカット工法』の基本特許を取得しています。(第3363767号)
また、一般財団法人建築保全センターより保全技術審査証明をいただいています。(第0105-B号)
電気防食の原理は?
鋼材(鉄)は、水中の酸素と結合して錆を生成して腐食します。電流の流入する陰極では、この酸化反応が起きない(不活性と言う)ため防食されます。陰極防食法と呼称し認知されています。
電気防食の効果を観ることはできるのか?
簡易的なデモキットを使用して、電気防食装置ラスカットの効果を観ることができます。ご希望がございましたら、デモキットを管理組合様にお貸し出しいたしますので、お問合せ下さい。
防食効果を証明するデータはあるのか?
『ラスカット工法』は公的機関である一般財団法人建築保全センターの審査を受けて、建物等の保全技術審査証明を取得しています。その「審査証明報告書」が基本データです。併せて、長期稼動物件の追跡調査結果なども保有しています。
マンションやビルなどのどのような建物にも対応できるのか?
建物の種別については、日常的に水の使われている給水管であれば、すべて適用できます。消火水配管や別荘のように年間を通して長期間配水が停滞した配水管には、推奨できません。
施工の可否について、築年数が古い場合適用不可なのか?
築15~30年までの物件は、現場調査と共に内視鏡調査等で施工の可否を事前に調査致します。築30年以上の物件につきましてもご相談下さい。
適用対象管種は?
審査証明を受けているのは、塩ビライニング鋼管、ポリエチレン粉体ライニング鋼管、亜鉛メッキ鋼管、炭素鋼鋼管の4種です。現在は、塩ビライニング鋼管、または一度ライニング工法を施された鋼管を対象としています。
給湯管には効かないのか。
ラスカット工法は審査証明の規定によって適用管種が限定されています。給湯管はほとんどが銅管ですので、適用範囲外となっています。一部、給湯用ライニング鋼管を使用している場合には、適用可能です。
電流を流すことでの人的な影響はあるのか。
AC100Vを電源とする制御ユニットからDC20V、専有部は0.2mA~10mA・共用部は口径によって異なり最大で66mAの微弱電流を流しているだけなので、人体への影響は全くありません。
保証期間内の維持管理(点検)内容はどのようなもがあるか?
保証期間内の維持管理は、アノード・制御ユニットの「パイロットランプの点灯確認」のみです。1年に1度の頻度で、お客様に点検して頂ければ最良です。
防食効果はすぐ末端まで発揮されるのか?
いいえ。物件によって異なり、防食効果は6ヶ月から最長で18ヶ月要する場合があります。
『ラスカット工法』は、1個のアノードで上流・下流ともに15mを防食するため、稼動するとアノードの近くから効果が及び、日数の経過に連れて遠方に延びていきます。
工事期間はどれくらいか。
工事日数(土日は除く)は目安として、30世帯で約15日、50世帯で約20日、100世帯で約30日とお考えください。但し、工事期間は建物の構造によって変動することがあります。
含まれる作業としては、系統弁交換、共用部及び専有部アノード設置、水道メーター廻りの更新、保温復旧、電気工事、洗浄作業となります。
部屋内の作業は、洗浄作業の際に30~45分です。洗浄作業中は、ご在宅をお願いいたします。
断水・入室作業・騒音等の工事に伴う生活負担はどれくらいなのか?
断水期間は、通常戸あたり2回となっています。
系統弁交換及び共用部アノード設置の際に発生する1日(午前9:00~午後5:00頃まで)程度の全戸断水、専有部アノード設置の際に発生する半日(午前9:00~午後12:00 又は午後1:00~午後5:00頃まで)~1日(午前9:00~午後5:00頃まで)程度の系統断水の計2回です。
入室作業は、洗浄作業の30~45分のみです。
騒音は管の加工作業と電気設備工事のハツリ等で発生します。
壁を壊したり、床を剥がすような作業はありません。
バブル洗浄はどのようなものなのか?
給水管内に水を流しながら圧縮空気0.2~0.3MPa(2~3kg/cm2)を一定間隔で吹き込むことによって、汚れや柔らかい錆びを外部に排出し、給水管内面を洗浄する作業です。